RDBMSの課題とAIDAMのメリット
RDBMSの課題
従来の一般的RDBMSでは検索時にジョイン処理が多発するテーブル構成となる。右図(ERモデル)以外ではスタースキーマを採用するという方法があるが、マルチファクトになると実用的な性能が出ない。
■ERモデル典型例 :複数の定型テーブルを結合させて検索実行するため、検索速度は遅い。またパフォーマンスを出すためには上流工程が非常に重要。
AIDAMのメリット
AIDAM(マルチバリューモデル)では、右図のようなシンプルな設計を採ることができる。性能においても、ジョイン処理をゼロまたは極端に減らすことができるため高速処理が可能。
■マルチバリューモデル 例 :非定型テーブル構造なので、検索時のテーブルの結合がいらない。検索速度は早い。また、開発段階、運用段階でも柔軟にテーブル項目の追加削除ができるため、開発期間の短縮につながる。
総合的にコスト削減ができる―AIDAMによるコスト削減効果
高機能・高性能
- 全履歴を1レコードで持てるため大量履歴データに最適
- 本体がハッシュファイル構造のため大量トランザクションの処理性能が高速
- 大量データの検索処理性能が複雑 / 単純検索ともに高速
柔軟なシステム構築
- システム稼働中にフィールドの変更、追加、挿入が可能
- バックアップに専用ソフト不要、ファイルをコピーする感覚
- プログラムをデータベース内に3GLで記述可能
- Unix、Linux、Windowsなどあらゆるプラットフォームで稼働
低コスト
- インクリメンタル開発で期間短縮
- 本体、データともに容量極小なためハードウェアコスト削減
- HA構成なども低コストで実現可能
業務システムとの接続性
- 高性能ETLを関数として内蔵している
- 標準SQLに準拠し、業界標準のインタフェースを備えている
- Excelデータ取込みエンジンなどの高機能オプション群
マルチバリュー+高機能OLAP+高性能ETLでいままでの常識をくつがえす!―AIDAM適用例